抗がん剤による脱毛のケア｜医療用ウィッグ・医療用かつらのアンベリール

【抗がん剤による副作用】

抗がん剤による副作用は、避ける事ができないのが現実です。副作用には、体のダルさ、吐き気、めまい、脱毛などがあります。
脱毛は、肉体的だけでなく、精神的にも大きな負担となります。
その負担を少し手も和らげるために、脱毛前に医療用ウィッグを準備しておくのがおすすめです。自宅では、帽子やバンダナで過ごしても、外出する時は、ウィッグがあると安心です。周囲の視線を気にしなくてもいいのは、精神的に楽になります。
ただ、医療用ウィッグではなく、価格の安いファッション用ウィッグを使用すると、つむじ部分が不自然な作りのものがあるので、ウィッグだとバレやすく頭に視線を集めてしまう可能性があります。ウィッグを選ぶ時は、見た目の自然なものを選ぶのがポイントです。

【頭皮を清潔に保つ】

抗がん剤の治療を始めると、２～３週間で脱毛が始まります。
脱毛が始まると、ごっそり毛が抜けるのが怖くて洗髪をためらいがちです。怖いからといって、ササッと適当に洗っていると頭皮に汚れやシャンプーが残ってしまい、毛穴の詰まる原因となります。
毛穴が詰まると、炎症が起きてしまったり、治療後新しい髪が生えて来る妨げになる事もあります。正しくシャンプーをして、頭皮を清潔に保ちましょう。
シャンプーは、弱酸性やベビーシャンプーなどの、刺激の弱いものを使いましょう。手のひらでしっかり泡立ててから洗うと、地肌へのシャンプー残りを減らす事ができます。
洗う時には、爪を立てないよう、指のハラでやさしく洗うようにします。すすぎはぬるま湯で、シャンプーをしっかり洗い流してください。タオルドライは、ゴシゴシこすらず、ポンポンとやさしく水分を吸い取るようにしましょう。
頭皮を健康にしておくことで、気持ちよくウィッグを着けることができます。

抗がん剤治療用語集