医療用ウィッグとウィッグの違いとは?
毛髪のトラブルや薄毛のカバーに役立つウィッグには、医療用のものと通常タイプが存在します。
一見医療用なのかファッション用なのか見分けがつきにくいものですが、どのような違いがあるのでしょうか。ここではウィッグの違いについて詳しく紹介します。
医療用ウィッグと通常のウィッグの違いとは
医療用ウィッグとウィッグの違いを、品質や素材などから比較して紹介します。
ウィッグの品質
医療用ウィッグは人工的ではなく自然な髪質に見えるよう、1本ずつ髪の毛を手作業で植えていきます。それに対してファッション用のウィッグは、人工毛を機械で縫い付けていくので、自然さの違いが一目でわかります。
また医療用ウィッグは、自然な髪の量に見せるために、毛の量を日本人の平均本数の8万本〜10万本にしておりますが、ファッションウィッグは内側のネットが見えないようにするためと、機械植えの性質上もあって、髪の毛の量を極端に多くしている物がほとんどなため、不自然なスタイルに見えてしまいます。
素材
医療用ウィッグは、肌に触れる部分(接触面)に特徴があり、人工頭皮または肌に触れてもアレルギーを起こさない素材が使用されています。
毛は化学繊維ではなく人毛と人工毛のミックスが使われており、ファッションウィッグに比べると高価な物になります。
頭部の手術やアレルギー症状をお持ちの方は、肌に炎症を起こしやすい化学系の素材は避ける必要がありますから、症状に合った医療用ウィッグを選ぶことが大切です。
ウィッグの価格
医療用ウィッグは人毛や人工頭皮などが使われていて、ハンドメイドで製作していることから、ファッションウィッグに比べて価格は高くなります。
人毛が全体の何割使われているかによって価格が変動するほか、総手植えか否か、ヘアアレンジやカラーによって価格が変わる場合もあります。
通常のウィッグは手植えではないものや、化学繊維を使ったものが主流であり、価格もリーズナブル。
数千円程度から手に入るので、ウィッグにあまりお金がかけられない、またはご自宅用や洗い替え用としてお使いになられる方が多いようです。
医療用ウィッグ専門のアンベリールではバリエーション豊富に取り扱いがあるので、安価なタイプのバリュータイプや、自然さや品質を重視した最高級タイプのスーパーハイグレードタイプなど、4種類のグレードから選ぶ事が出来ます。
インターネットのショッピングサイトや、ネット上の安いウィッグを購入する前に、まずは、ご自宅でお試しいただける無料宅配試着をお気軽にお試しください。
医療費ウィッグの代わりにファッションウィッグは使用できる?
医療費ウィッグは病気などで頭皮や頭髪にトラブルがある方のために作られているため、丁寧なつくりが特徴的です。
もしも長期的に自然なヘアスタイルとして見せたい場合は、見た目の違和感を抑えるためにも医療用ウィッグを使うことをおすすめします。
両者のウィッグの違いを知って使い分けを
頭髪のトラブルを踏まえたうえで、自然なヘアスタイルとして見せられるだけでなく、装着感や軽さなどにも重点をおいて作製しているものが医療用ウィッグであり、安価な価格で購入出来るので、3ヶ月周期で、買い替えをして、ヘアスタイル変えたいという方にはファッションウィッグをおすすめします。
ただし、ヘアスタイルが頻繁に変わると、会社やご近所の方に不思議がられる事が多いので、事前にカミングアウトする事が必要になります。
頭皮などにトラブルがある方は医療用ウィッグがおすすめですが、両者の違いを押さえたうえで、用途に応じて使い分けをしていくのもおすすめです。