乳がんについて

乳がんは女性特有の病気で、日本では乳がんの発病率が年々増えています。
乳がんになる主な原因は遺伝子異常や女性ホルモンの影響と言われています。

このページの目次

1. 1、乳がんの特徴
2. 2、乳がんの治療法
3. 3、乳がんになる女性の人数
4. 4、乳がんに対する考え方
5. 5、乳がん治療で話し合いが大事な理由
6. 6、周りの人と助け合いましょう

1、乳がんの特徴

がんの中でも、乳がんは遠隔転移しやすい傾向にあり、進行が早く再発しやすいと言われています。
乳がんには自覚症状が無い為、他の臓器のがんが見つかった後、乳がんのほうが先に発症していたとわかる事もあります。

2、乳がんの治療法

薬物療法（化学療法、ホルモン療法）や放射線療法は、手術の補助的治療として行われていました。
これらの治療法が進歩し、高い治療効果が望めるようになると、手術のみの治療より薬物療法・放射線療法、それぞれの特性を上手く生かした総合的な治療が行われるようになりました。
外科手術による除去 外科手術による乳房の切除は、化学療養（抗がん剤治療）との総合的な治療を行うなど、切除部分を小さくする研究が行われています。

3、乳がんになる女性の人数

日本で乳がんと診断される女性は、1年間に約4万人と言われています。
乳がん検診を受ける方が増え、がんを早期発見できるようになったことも、増加の要素のひとつだと言われています。

4、乳がんに対する考え方

以前は、がんの治療法が少なく、治療効果にも限界があったことから、本人には病名を伝えない事が多くありました。

現在は、がんの治療法（抗がん剤治療）が進歩して多くの方が、がんを克服して社会生活に戻ることができるようになりました。また、治療を受けながら働く方も増えています。
治療の選択肢も広がり、自分自身が病気と治療法について十分理解し、本人の意志を尊重した最善の治療を行うことが何よりも大切になります。

5、乳がん治療で話し合いが大事な理由

乳がんの治療では、乳房を取り除く乳房切除術(全摘術)が適しているのか、乳房を残す乳房温存手術にするのか、重要な決断を迫られることがあります。
担当医と、病気を治す手術や治療にはどのような方法があるのか、その方法の良い点と悪い点は何なのか、適切な治療を受けなかった場合にどうなるのか、よく話し合いながら、最善の治療法を決めていきましょう。

乳がんは、治る見込みの高い病気で有効な治療手段が複数あるので、よく話し合う事が大切です。

6、周りの人と助け合いましょう

乳がんを克服するためには、多くのハードルを超えなければなりません。
手術でほぼがんを取り切れたと判断されたても、その後、いくつかの治療を行わなければならない事もあります。定期的な検査も必要です。
不安な事は、担当医や家族に相談してみましょう。一緒に出かけられる友人がいると心強いですね。医療用ウィッグがあると、外出時も安心です。がんばりすぎず、体調の良い時は好きなことをして過ごすのも大切な事です。